デントリペアの始まりって?
その始まりはヨーロッパから
デントリペアそもそもの始まりは1940年代、とあるヨーロッパの高級車を作る新車メーカーの組み立て工場からその必要にせまられて…と言われています。
新車を製造する過程でやむなくできてしまったわずかなへこみを、塗装にダメージを与えることなく元どうりにすることで車を補修塗装せずに済ませられる。
このことからわずかなへこみの最も理想的な修理方法として生まれ、発展していたようです。
海を渡り、さらなる進歩へ
デントリペアの最先端、技術の進歩だけではなく、それを利用する一般の自動車ユーザーの意識や認知度まで最も進んでいるのはアメリカ、カナダなどの北米です。
1970年代にアメリカに伝わり雹(ひょう)による被害での修理需要が高かったこともあり技術やツール、認知度ともに飛躍的な発展を遂げました。
現在もツールメーカーの数やその品質、デントリペアの普及度など最先端である事は変わりません。
クルマにへこみができると鈑金塗装に出す前にとりあえずデントリペア直るかどうかでみてもらう。
そんな認識が一般の自動車ユーザーにも浸透しているようです。
そして日本へ。
1995年前後、ようやく日本へやってきました。
国内に数社のデントリペアスクールが誕生し、自動車関連のイベントショーでブースを構え、各所でデモンストレーションが行われる様になりました。
雑誌等でも紹介され一般の方への認知度は高まりつつありますが、いまだ欧米に比べるとまだまだの感はいなめません。
技術者の数もさることながら雹害(ひょうがい)での修理需要が欧米ほどではないのも一因かと思います。
繊細な感覚の日本人にとっては愛車の小さなへこみも妥協できない場合が多くあり、知っていれば鈑金塗装しないで済んだケースも多々あるでしょう。
最近は保険の適用も認められるようになり、自動車の販売や修理の業界では一般化しつつあります。
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